Cited by 1Open Access
Abstract
直腸脱の分類と発生メカニズムにつき綜説的に記した.分類法:完全直腸脱と不完全直腸脱との分類法は単純にして明解であり,臨床的に治療法にもつらなる極めて有意義なものである.さらにTuttleの分類,Bearhsらの分類も紹介した.発生メカニズム:直腸脱の発生メカニズムとして挙げられる成因,誘因は多数あり,実際臨床上,それぞれに納得のいくものである.ところが,その発生機点を一つの説で,明解に共通して説明してくれるものはなく,色々の因子が,様々な程度に関与しているものと考えられる。Ripstein, Lanterら,Moschowitzなどの腸重積,滑脱ヘルニアとの考え方,骨盤底筋,肛門括約筋などの支持組織の弱体化や機能異常について述べた.また直腸脱成因を腹成術(槇,1975)に関連して考えるとき,腹圧負荷も大きな要因の一つであることが,明らかに理解出来て興味深い.
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